2009-09-29

動的平衡

物事を見聞きして、思ったことを書き綴ってみれば、
それが、自分の内面世界についてのことであることに気づく。
同じものを見ても、人によって感じ方は様々であろう。
感じ方は、常に揺れ動く精神を反映している。

私たちには、確固とした自我があるように思うが、
実は常に外生的・内生的な情報にさらされ続けている。
変わらない自分というものは、社会的要求の中で、
時には自分自身を保持するために、作り上げる幻想に過ぎず、
その意思さえも、時の流れに浮かんで、変化していくものである。

細胞や分子レベルでみても、私たちの体は、
3ヶ月ほどで新しい物質によって漸進的に入れ替わっているという。
そういう前提を振りかざすのは、自分の精神も
社会的な要求がどうであるにせよ、変わって生きたいと
希望しているからかもしれない。

色々と書き連ねてみることは、自分の内面をモニターする
という意味において有効である。
日記にせよ、ブログにせよ、論文にせよ、それぞれの時点に
おいて自分がそのような動的平衡状態にあったのかが、
反映されている。
自分が、いま書く動機はそこらへんにあるのだろう。

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