大きな声で
3限目の経営学の授業。
キャンパスで一番大きな部屋で行われている。
先々週から、マイクの調子が良くない。
昨日も当初から、ぷつんぷつんとスピーカーを
通らなくなった。
仕方ないので、一応マイクを構えながらも、
地声で授業を続ける。
それはそれでなかなかの事である。
250名収容の広い部屋で、大きく声を出すのは、
ある意味において気持ちのよいことである。
終了後は、なんとも爽快な気分を得た。
マイクとスピーカーなど無い時代には、
大観衆に対して、体一つで語りかけたり、
歌や演劇を披露したりしていたわけだ。
マイクを得ることで、疲労少なく大勢に語ることが
できるようにはなったが、それによって、
失われたことも多いのかもしれない。
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